失敗した販売戦略

ゲームゲーム機本体の需要は、かなり高まってきました。レアな機種になると、驚くほど高くなる場合もあります。3DOもそのひとつで、ソフトだけではなく、本体もかなりの金額で買取られていくようになりました。優れた性能を持っており、マルチに活用できるように設計されていたプレイヤーとしても価値が見出せるようになっていた機種です。カラオケ機としても機能するようになっていたのは、あまり知られていない機能でしょう。

ところが、商戦としては大きくつまずきます。3DOは、マルチなプレイヤーであり、ゲーム機として特化していないという販売戦略が裏目に出てしまったのも問題でしょう。さらに、本体の価格は驚くほど高く、現在のゲーム機も顔負けの価格帯でした。廉価版となった3DO REALIIですら約45000円だったのですから、当時売れるわけがありません。普及していた機種の倍以上の金額だったからです。

3DOは短命に終わりますが、ソフトは海外のゲームの日本語版が中心でした。つまり、日本の機種ではほとんど販売されていないレアなタイトルばかりです。実際に幅広いヒットになったものはありませんでしたが、それだけに現在ではレアなものになってきているともいえるでしょう。